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HaruP WorkS

シンセサイザーやボーカロイドで制作したオリジナル音楽をこっそり紹介

 

完成したインスト・トラックの不具合から壮大に思うこと 

先日、インスト(トランス風楽曲)を公開しましたが、1日の公開で取り止めました。

理由は、あらためて聴くと意図したミックスバランスになっていないことと、特に音源の鳴りがおかしいところがあったためです。
ミックスダウンのあとの公開前チェックが足りていませんでした。

おかしなところとは、定位(ステレオでの音源の位置バランス)が、ある音で右に意図せずに寄ることを繰り返しており、DAWを起動して確認したところ、設定は問題ないのに特定の音で必ず右側に音が振れてしまうという症状が発生していたのです。


●ソフトウエアシンセサイザーが意図しない演奏を・・でも原因は?

外部からの録音では、ケーブルの不具合でこのような症状に至ることはありますが、大抵は録音時のモニタリングでおかしいと気づきます。
ところが今回の症状が発生した音源は、ソフトウェアシンセサイザーのOMNISPHERE2でしたので、打ち込んでいた時には正常に音が入っていたはずなのです。
ところが、なぜか特定のタイミングで音の定位が意図しないところに飛んでしまう。

パラメータに意図しない設定が入り込んでいないか、DAW、ソフトウェアシンセサイザーの設定をMIDIのコントロール情報を含めかなり細かくチェックしましたが、原因となるパラメータの状態は発見できませんでした。

一体なぜ??


●バーチャルになればなるほど原因特定が難しい

現在、様々なモノが仮想現実に置き換わり、楽器も例外ではなく制作現場の多くでソフトウエアシンセサイザーに置き換わってきました。
そのことで、部屋いっぱいあふれるような機材や楽器を小さなノートパソコンの中に仮想現実化し、いわば小さな音楽スタジオとして構築できる時代になりました。

ところが、その分なにか不具合が起きると、それがどこに起因するのか、特定がかなり難しくなってきています。

現物の機材であれば、不具合が起きていた箇所をリアルな実物の動作や配線を辿りながら特定できていましたが、仮想現実で構成された機材を前にすると今回のように見当が付かないことがあります。

ソフトウエアにおける不具合は、プログラムを検証するという専門性が高い領域となりますので、これが原因だともはやお手上げとなってしまうのです。


バーチャルとリアルの共存こそが世界の在り方

時代は仮想現実にどんどん置き換わり、その利便性からますます加速化していくと思われます。

しかし、何事も何かが進みすぎるとその反動は必ず別の形で起きていくものです。
特に人間は、思考という仮想現実を持ちながらも、やはり生活領域というリアルな現実世界でのみしか人生を築けないのです。

そうなれば、仮想現実で置き換わっても、やはりリアルを求める心性は人の欲求として必ず時代を超えて生じるもの。

例としては、mp3の普及でCDすら無くなると思われた時代に、敢えてカセットテープやレコードを求める人が少しずつですが現れてきて、アーティストもネット配信とは別に、特別にレコード盤で新曲を出すということも増えつつあります。

またシンセの世界では、ステージやライブ以外のシンセサイザーは全てソフトウエアに置き換わると思われていましたが、ユーロラックという、シンセサイザーの初期の頃の姿であるアナログシンセ・モジュールで多数のメーカーが参入し、往年のシンセサイザーファンにとどまらず若い世代にも新しいファンが増えてきているという現象が起きております。

ユーロラックについて詳しくは→ 偏ったDTM用語辞典 > EuroRack ユーロラック (※偏ったタイトルの割にはかなり的確まとめられています)

ユーロラックで構築した例(楽器フェア2016より)

まさに配線が蜘蛛の巣状にw
ユーロラック 楽器フェア2016

ユーロラックによる演奏は別の記事でも書いたように、和音で音を出せず、作った音色もメモリーが出来ないうえに、ケーブルを蜘蛛の巣のように配線して音色を合成するという手間のかかるシンセにも関わらず、その音作りのスタイル、そして出音から人気を博しているのです。

便利となることは良いことでしょうが、実は不便のなかにこそ面白さが内在されているのでしょうね。

現実と仮想の間にいる人間界の妙といえるのではないでしょうか?

(参考リンク)
●シンセサイザーとはそもそも何ものか?
●哲学フレーム問題 額縁の外をどう認識できるか?
●ボーカロイドとアンドロイド
●AIと愛?
●ボーカロイドとは何者なのか?
●シンセサイザーの大家「冨田勲」御大への追悼文
●世界的シンセサイザー奏者の冨田勲氏が死去
●シンセサイザー界の巨匠「冨田勲」師考
●シンセ界の巨匠「冨田勲」と初音ミクとの世界初演!!!
●冨田勲と初音ミク~時空を超えたアーティストの饗宴~
●シンセ界の巨匠「冨田勲」と「初音ミク」のコラボ実現の秘密とは!
●初音ミクがアーティストとして登場!?YahooのPR広告企画が面白そう
●ハードシンセが熱い!!!
●ハードシンセが熱い!第2弾!
●妖怪とシンセサイザー
●シンセの「音」って何でしょうか?
●ソフトウェア・シンセサイザーとは
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Category: シンセサイザー

Thread: DTM、宅録、ミックス、レコーディング、機材

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