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HaruP WorkS

シンセサイザーやボーカロイドで制作したオリジナル音楽をこっそり紹介

 

サイレント盆踊り?? 

●音は選択が難しい強制的に入ってくる刺激

街に溢れる人工的な生活音も含めた音、自然の中で溢れる音、それら全てを私たちは朝起きてから寝るまでずーと耳にして聞いて過ごしております。

視覚は目を向けたり逸らしたり、または瞼を閉じたりして対象を選ぶことが出来るのに対して、音は聞き分けができたとしても、聴覚自体を恣意的にコントロールすることが出来ません。(耳栓をしたり、ヘッドフォンで別の音楽をかけてマスキングしたりする対処はありますが、あくまでも生理的にはということで)

考えてみると不思議ですね。

それだけ音は動物にとっては、常に聞こえることを必要とする要素(危険回避、コミュニケーション等々)であるのでしょう。


●盆踊りが煩いという時代に・・


そして、身に溢れている音に対しての心理的な許容量は、TPO、そして文化や時代とともに変わっています。

TPOは分かりやすいですよね。ライブやクラブでは大音量でその音を体全体で感じて楽しむもので、小音量だとつまらないものです。
対して街でライブ並の音響で鳴り響いてたら、好きなアーティストでないかぎり、それは迷惑この上ないですよね。

子供たちの声はどうでしょう?
騒いだり泣いたりするのがとっても煩いと思う人もいますが、私はあまり煩いと思ったことがありません。子供たちが賑やかにいるのは、それだけで生命の躍動を感じて心地よいとさえ私は感じるときがあります。
(もちろん、公共かつ静かな環境を必要とされるような場所で子供たちが好き放題に大声を発したり泣き叫ぶような行為は慎まれるべきものです。マナーとして)

そして、祭りはどうでしょう?
遠くからでも聞こえてくる賑やかな祭囃子の雰囲気はとっても心躍り楽しい気持ちにさせてくれます。

ところが、何とこのようなことが今起きているとは!

以下、ニュース記事を参照を。

「まるでカルト」…イヤホン耳に無音で盆踊り、「うるさい」苦情で

べたべたしたウェットな人間関係は私は好みませんが、かといって盆踊りの囃子の音をうるさいとクレームが出てくるのは、共同体としての共通項を持たない関係が多くなっているせいかなぁと思ったり。

共通項を支える社会的に共有できるガイドライン、常識と言ってもよいかもしれませんが、時代と共に変化はしていきます。

確かに住宅街で多くの人が寝静まる時間に大きな音で音楽を楽しむのは迷惑このうえないものであるし、改造車やバイクのとんでもない爆音を街中で響かせる行為には腹が立ちます。

しかし、ごく日常の生活時間のなかで幼稚園児の声が煩い、わずかな時間の祭りの音が煩いという人が増えてきているのは、時代の中で社会的に共有できる空間が、より狭くパーソナルな範囲にまで縮小していきているのかなぁと思ってしまいます。


●音のパーソナル化の行き着く先には?

これからは私の妄想ですが、楽器のサイレント化、またプライベート化が進んできたのと同様、ライブもプライベート化が進む時代がやってくるのかもしれません。

数年前までは考えもしなかったものですが、初音ミクのライブでは生身の歌い手自体が存在せず、3DCGのヴァーチャル化した歌姫であるミクのライブで世界が仰天しました。このようにヴァーチャルテクノロジーががさらに進化し、映像から音響も含めプライベートな場にライブ感と臨場感が溢れるヴァーチャル環境を提供できるようになれば、ライブ会場に自分は居ないのに、会場にいるのと同じ感覚で楽しめるような、空間を超えたライブが実現する時代がやってくるかもしれません。

好きなものを共有はしているけど、とってもプライベートなライブの関わり方という感じでしょうか?
そんなライブを楽しいと思えるかどうかは、技術的なブレイクスルー、コンテンツ、物語も含めた様々な要素があってのことでしょうが、テクノロジーは良きにせよ悪きにせよ進化していきますので、テクノロジーによる音の関わり方は今後も我々の生活に影響を与え続け、常識を変えていくことでしょう。

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Category: 音楽考

Thread: DTM、宅録、ミックス、レコーディング、機材

Janre: 音楽

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