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HaruP WorkS

シンセサイザーやボーカロイドで制作したオリジナル音楽をこっそり紹介

 

アナログ・シンセが最新鋭モデルで登場「JD-XA」 

アナログシンセの音は実際に触って音を聴いてみることで、その音の魅力を感じることができると思います。

デジタルシンセやソフトシンセの多くが、アナログシンセの音をサンプリングしたりモデリングして再現してあり、シミュレーション技術の成果でかなり近い音は出ますが、実際にアナログシンセの音を直接聴くと、違いはやはりあります。

あえて表現をいたしますと、アナログシンセの音は電気が直接音に変化していく様が楽しめる感覚といえます。
特に、デジタルによる制御(パラメーターの制御をデジタルで行い作った音色をメモリー)が無い、完全アナログのシンセは、同じパラメーター設定なのに温度や回路の状態で微妙に音が変わってしまい、その不安定さがデジタルにはない音のゆらぎとなりアナログらしいサウンドが出て面白いものです。

是非、まだアナログシンセを触ったことがないかたは、機会があれば直接パラメーターをいじって触って音出しをしてみられたら、この感覚をお分かりいただけるのではないかと思います。

さて、アナログシンセが最近、世界的にも見直され、新製品としてモデルが出てくるようになりました。

●アナログとデジタルの融合

今回ご紹介するシンセである、日本を代表とするシンセメーカーであるローランドから発売された話題のシンセ「JD-XA」は、まさにアナログ・シンセならではの音の魅力と、コンテンポラリーなシンセサウンドをクロスオーバーして使える最新のモデルです。

写真1:JD-XA
黒を基調にしたハードシンセのかっこよさに、赤のアクセントがなかなかいいですねぇ

JD-XA image_01_L


●デジタル部とアナログ部が完全に独立した回路構成

面白いのが、アナログシンセの回路がデジタルとは独立して設計されており、アナログシンセの生の音がそのまま外部にダイレクトアウトできる点です。
さらに、デジタルシンセのリアルかつ先鋭的なサウンドを、アナログフィルターでも加工できるなど、一つのシンセにアナログ回路とデジタルの良さが、独立しつつ、かつ共存できるという設計は、実はあるようで無かった形です。

写真2:JD-XAのデジタル・シンセ部とアナログ・シンセ部。
本当に完全独立した電子回路構成となっております!

JD-XA DigiAna Parts

アナログシンセとデジタルシンセにはそれぞれに魅力があり、私にとってはどちらも必要な楽器ですが、それを1台で実現したのがこのモデルでもあり、とっても物欲がかきたてられます。

ただし、あえてデメリットを申し上げるとしたら、製品の値段がどうしても高くなってしまうところです。

デジタルシンセは、中身は集積度の高いデジタル汎用パーツで作れ、かつプログラムで音を制御しますので、いざ製造をしはじめれば量産効果で比較的廉価に流通させることができます。

ところが、アナログシンセは、音を作る回路を精緻に作りこまなければならず、またその分投入されるパーツなどの物量は多くなり、回路も複雑になりますので、どうしても値段はそれなりに高くなっていきます。

そういったことから、仕方がないかもしれませんが、「JD-XA」は店頭での販売価格が、270,000円(税込)と、最近の同クラスのスペックのデジタルシンセと比較すると少し高めにはなってしまいます。

それでも、最新のモデルで純正のアナログシンセが搭載され、デジタルと1台でクロスオーバーさせながら使える面白さは、やはりソフトシンセやオールデジタルなシンセには無い魅力ともいえ、今後、こういったモデルが各社からもどんどん出てくることを期待してしまいます。

写真3:SYSTEM-100M(10モジュール)我がスタジオアインシュタインの片隅に鎮座しているシステムシンセサイザー。10台のシンセモジュールをケーブルでパッチしながら音を作ります。大凡30年以上前の代物で複数の人の手を経た中古品ですが、動作状態は非常によくアナログシンセ特有の魅力ある音がします。手放せない名機!(なんと単音でしか演奏ができません^^)

System-100M.jpg 



【関連リンク】
今回ご紹介したJD-XAに関連したお勧めリンクです!

池部楽器店 鍵盤堂 Roland JD-XA開発の舞台裏に迫る!
 開発者が直接様々な製品が生まれるまでの秘話を明かしています。

・Musikmesse 2015 - Roland JD-XA ローランド三木社長自らがデモしながらプレゼン!
 ↓
 
 創業者の梯氏のようなカリスマ性は無いですが、コツコツと真面目な開発者という感じの社長さんです。電子ピアノの開発に長い間携わってきたお方。

・Roland JD-XA – The Monster Unleashed
先ほどの、三木社長の英語によるプレゼンで紹介のあった、製品の3Dで作られたPVがこちらです。いかに中身がデジタル部とアナログ部と独立して電子回路が詰まったハードシンセであるか、3DCGでうまく表現されています。
 ↓


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Category: シンセサイザー

Thread: DTM、宅録、ミックス、レコーディング、機材

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