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HaruP WorkS

シンセサイザーやボーカロイドで制作したオリジナル音楽をこっそり紹介

 

近すぎ注意!?遠近の妙(パースペクティブ考) 

新曲、実に悩んでおりまして展開に納得がいかず、なかなか制作が進んでおりません^^;
才能の壁を感じつつも、何とか新曲を世に出したいと頑張っております。

対して、MMDのアレンジ作品はなんとか公開の目処がたちそうです。
お借りしたデータがあることによる制作労力の違いがかなり大きいですが、それらを組み合わせ調整するにはセンスが必要で、自分にとっては難関であることは変わりありません。

さて、当ブログで不定期で考察を進めておりますテーマのうち、今回は[・そもそもボーカロイドとは何者なのか?・「現実」と「仮想現実」との間にあるものとは?]に関連した内容で進めたいと思います。

●MMDモデルはどんなに可愛くても近づきすぎてはいけませんw

さて、MMDを触って面白いのが、次のような現象です。
画像1:Tda式すっぴんデフォ服ミクさん。可愛いですねぇ♪
Tda式すっぴんミク in 花畑

画像2:このミクさんにズームイン!で、カメラで近づきすぎると空洞で中に誰も・・・あれ?眼鏡が!?(Tda式ミクさんは頭の中に眼鏡があるようです(^^;)
Tda式ミク頭の中身

つまりどんなにTda式ミクさんが可愛くても、一定の距離を保っているからこそ美しいのであって、近づきすぎればこうなってしまうのです。

さて、これら3Dモデルの中身がないのは、そりゃまぁ当たり前といえばそうなのですが、何故それらに、制作者そして視聴者らが愛着や感動やら、いろいろな感情を感じてしまうのでしょうか?
それを突き詰めると、実は芸術作品のほぼ全てにその疑問が成立します。

物質的には、絵画は紙や板の上にのった絵具の塊、彫刻は石や銅などの塊、フィギュアはプラスチック等の塊、そして音楽は空気振動の塊。

しかしながら人間は何故か不思議なことに、それらの表現物に心を動かさてしまいます。

そしてボーカロイドは過去の肉体から発せられた音声を電子化したものを、再構成して作り出した音声のつながりなのに、これに多くの人が感動してしまったからこそ、ボーカロイドの世界が広がったのです。
また、今回ネタにしましたMMDのモデルに中には何もないのに、多くの作者の手による創作で人は楽しんだり愛着が生まれたりする。

人が作りし、また人が介在してのみ意味を成す芸術というか表現及び創作領域は、実に不可思議な世界であるなぁと思うところです。


●遠近的な按配

表現を支えているものに近づきすぎてはダメなのは、人間の認識領域の限界があるのも理由のひとつであると思われます。
絵画であれば、近づきすぎては何の絵か分からないのと同様、先ほどのようにMMDに近づきすぎては何のモデルなのかさっぱり分かりません。
実は音の領域でも、音楽は時間軸によるパースペクティブ的な視点の切り替えで同じことが起きます。

楽曲を10秒→5秒→1秒→0.5秒とどんどんカットしていくとします。すると、最初は何の曲が分かりますが、だんだんとフレーズが消え、ついにただの「ブツっ」というノイズにしか聞こえなくなってしまいます。また別の視点で、同じ曲でオーディオで録音されたものを超スロー(つまり時間単位の波形を伸長)させてみると、次第に人間の耳では聞き取れないほど波形が間延びして、ついには音として認識できなくなります。

つまり、表現領域を支える現象は、パースペクティブにおいても絶妙な丁度よい按配で人間の認識領域の範囲に限定されているようです。


●マクロとミクロの妙

ところが、次の写真をみてください。
画像3:とある興味深い画像
neuronuniversity simulation13de105d

2つとも良く似てますが、それぞれ全く違う事象を捉えた、または表現した画像です。
実は、左は脳神経(ネズミの脳内)の顕微鏡写真、右は観測データに基づいた数十億光年にもおよぶ宇宙の構造進化をシミュレーションした画像なのです。両者は全く別の自然現象であるにもかかわらず、驚くほど酷似しています。
元ネタの記事→衝撃!?脳細胞と宇宙は激似していた!! “宇宙の謎” まとめ

先の遠近法の考察によれば、認識限界の差においては全く異なるものになってしまうという現象があるにも関わらず、局所的であったり巨視的な領域では同じように認識できる現象が起きてしまう摩訶不思議さ。

こういった不思議に触れると、人間の認識の限界を超えたところに創作や表現世界の可能性は世界のあらゆるところに内在し隠されているのではないかと感じてしまいます。

引き続きこのような不思議なことにも思いを巡らせながら、ボーカロイドの作品作りと併せて、仮想なる世界である「創作」の面白さを様々な角度で触れてみたいと思います。

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