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HaruP WorkS

シンセサイザーやボーカロイドで制作したオリジナル音楽をこっそり紹介

 

ボカロ定番の声色の作り方(エレクトリック系ボイス) 

livetune(kzさん)や、八王子Pさんで定番のエレクトリックボイスをボーカロイドでどうやって作っているのか実際のサウンドを交えて解説してみたいと思います!

それでは、いつもの如く恐縮ですが、私のオリジナル曲を教則として、ご紹介をば。
※この曲の頭から56秒あたりから聞いてみてください。




いかがでしょうか?
ミクの歌声をエレクトリック系のボーカルではよく耳にするボーカルの感じとして調整・加工しております。

では、この声はどうやって作っているのかを解説したいと思います。
ボーカル編集ソフトとしては、SONAR(ローランド版)に実装されていたV-Vocalを使っています。
(最新のSONARはTEAC製となり、ボーカル編集ソフトとして業界で有名なMelodyneとなっています。基本同じようなボーカル編集が可能です)

まずは、通常の打ち込みで入力したミクのすっぴんに近い歌声版です。
(※実際にはエコーやコンプレッサーという整音によるエフェクトを使って調整はしてあります)

MIKU non-effects(from "First Link")






ボーカロイド上では特段にパラメーターはいじっておらず、べた打ち込みでこのように歌ってくれるのが、実にミクの素直で素晴らしいところだと思います。
以下はV-Vocal画面のグラフィックをご覧いただくとお分かりいただけるように(←のところ)、オレンジ色がミクの音程(縦軸が音程で横軸が時間経過を表します)で、黄色の実線で表してある主旋律となるメロディの音階をガイドにみていただくと、微妙に駆け上がって、そして降下し、微妙に揺らいでいる(ビブラート効果)という人間の当たり前の癖を、ボーカロイドエンジンが再現していることがお分かりいただけると思います。

ミク生歌(non-effect)2

さてさて、それではこれをいかに”あの”サウンドにしているのか!
次の画面をご覧ください。

ミク(V-Vocal edit)2

先ほどの画面と似ていますが、バイパススイッチというエフェクト効果をスルーするボタンがオフ(画面左上が赤からグレーになっています)になったことで、赤色でかこっている箇所のミクのオレンジ色で表示されている音程が、黄色の実線で表してある階段的で直線的な音階に強制的に修正される効果が入り始めました。

そして、このサウンドは次のとおりです!

MIKU V-Vocal edit+effects(from "First Link")






先のミクの歌声にあった微妙な音階の変化によるフォルマント(人の歌声を特徴づけている周波数の変化)というボーカルの表情はそのままに強制的に直線的な音階に合わせこむことで、このような表現が可能となっているわけです。

(今回は意図的にエレクトリックボイスにしておりますが、実際は微妙な音程を補正することで自然なボーカル変化として仕上げることもできます。そっちの使い方が本来意図した使い方です)

このようにエレクトリックの技はとっても面白くシンセサイズの醍醐味であると思うところです!
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Category: 制作ノーツ

Thread: VOCALOID

Janre: 音楽

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