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HaruP WorkS

シンセサイザーやボーカロイドで制作したオリジナル音楽をこっそり紹介

 

最初のVOCALOID発売から10年! 

日本で最初のVOCALOID音源である「MEIKO」が11月5日、発売から10年を迎えたそうです。歌唱音源ソフトウエアとして初音ミクの他、多数のソフトが発売されている現在ですが、10年前ではプロデュースしたクリプトンフューチャーの伊藤社長も今の状況は想像できなかったようです。

詳しくはこちらの記事を

●日本のVOCALOID発売から10年、中の人たちの思いは? 「MEIKO」生誕10周年イベントに行ってきた

さて、そんなVOCALOIDですが今やソフトで歌唱を合成するのは当たり前の世となっていますが、その10年前をさらにさかのぼると、ハードウエアで試みられていて実際に商品化されていたことがあったことをご存知でしょうか?

1997年にヤマハからこんなプレスリリースがされているのを発掘しました。

●ヤマハ、歌を唄える新音源を開発。新発売のMIDI音源用拡張ボードとして発売

今では、ソフトウエア音源が全盛ですが、当時はまだパソコンの性能が非力でソフトだけで内部演算して演奏させることが出来ず、記事の写真にあるような外付けの弁当箱大のMIDI音源を使って演奏をさせていました。

これらの外部MIDI音源は、ローランド、ヤマハ、コルグの各社から数々な機種が開発販売され、それぞに特徴がありました。ヤマハの独自のセールスポイントとしては、音源拡張用ボードで様々な方式の音源やエフェクターを拡張できる機能を搭載できることでした。

その拡張用ボード(プラグインボード)の一つが、記事にある「PLG100-SG」というボードでフォルマントシンギング音源という仕組みで、人の歌声を合成するというものでした。

写真:PLG100-SG
face_front_plg100sg_l.jpg

このボードで、人の歌声をどうやって合成していたかということですが、音源名でもある「フォルマント」というところに秘密があります。

このフォルマントを詳しく説明しようとすると、音響工学の領域に突入し大変難しくなってしまうのですが、敢えてかなりざっくり簡略化しますと、「人の声を特徴づけている音声の周波数成分のこと」という感じでしょうか。
あ、やっぱり分かり難いですねぇ・・^^;

例え話で説明をいたしますと、人の声の基本である母音は、ご存知のように「あ」「い」「う」「え」「お」ですが、それを発音できて、かつ聞き分けているのが我々の日常ですね。
で、その「あ」「い」「う」「え」「お」を、人間ではない、例えば楽器で出そうとしてみましょう。

ピアノを弾いて、うーんそんな音出せないですよねぇ。それでは、ギターでは・・?直接弦を弾いたりこすったりできますが、やはり難しそうです。(ギターエフェクターに詳しい方なら、Wahを使えば実はそれっぽく発音させられることをご存知かも)管楽器なら、直接口に接しているから何とか出来そうな気もしますが、瞬間的には似たような音があったとしても、ずばり母音という音は出せそうもありません。
つまり、楽器ではとても出しにくい音声の特徴が、人の声を成立させているフォルマントの変化の面白いところなのです。

このフォルマントを制御して、人の歌声を合成したのが、このフォルマントシンギング音源のことなのです。

では、それと今のVOCALOID音源とは何が違うのでしょうか?

VOCALOID音源は、俗に言う「中の人」というように、実在する人の声を録音したデータを素材に合成されていますが、今回ご紹介のボード音源は全て音響工学的にフォルマントを制御した物理モデリングによって合成されています。
中の人なんていないんだ!という音源なのです。

ではその中の人がいない歌声ってどんなのかは、探してみましたらニコニコ動画でもいくつかうpされていましたので、ご視聴してみてください。



この雰囲気、どこかで聞いたことある歌声とおもったら、そうです、かの怪僧?のラマ僧音源もこれですなw



なかなか味わいある声で、私は好きです♪

さて、技術はどんどん進化しハードによるフォルマントシンギング音源が世に出た7年後にVOCALOID音源ソフトであるMEIKOが発売されました。

そして、MEIKOも10年の時のなかでV3まで進化していますが、その10年前のソフトを使って歌わせMEIKOの代表曲の一つとなった[Nostalogic]という曲があります。

10周年の節目に、SEGAとオリジナル曲の作者との共作でリバイバルで発表されたMEIKO生誕10周年記念としてうpされている作品をご紹介します。



最新のCGでぬるぬる動くMEIKOの歌声が10年前のソフトというところが面白いと思いました。

これからVOCALOIDがどの様に進化していくのか目が離せませんね!

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Category: ボーカロイド

Thread: VOCALOID

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