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HaruP WorkS

シンセサイザーやボーカロイドで制作したオリジナル音楽をこっそり紹介

 

ソフトウェア・シンセサイザーとは 

昨今の音楽制作において、PC/MACベースで当たり前となったDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)では、ソフトウェアシンセサイザーがまさに必須なツールです。

そのソフトウェアシンセサイザーですが、それ自体は特別なものでなく、ハードウェアシンセサイザーが歩んできた歴史そのものを、高速演算によりシミュレーションしているものと考えることができます。

そのハードシンセサイザーの歩みの中で発展してきたシンセサイズ方式の分類としては、大凡、以下のとおりの音源方式があります。

「シンセサイザーの音源方式(大分類)」

●減算合成
原波形を周波数スペクトルに応じた倍音カットフィルター(共振も含む)により音色を加工する。アナログシンセサイザーでポピュラーな最も普及した音源方式。いわゆるアナログ電子回路で設計できる。

●加算合成
複数の波形を組み合わせて時系列変化も加え合成する。ドローバー式の電子オルガンもこの分類に含まれる。アナログ電子回路で設計できる。

●周波数変調合成
周波数変調を使った音色合成。(位相変調方式も一部あり)世界的に有名になったヤマハのDX7がその代表格。初音ミクの色使いなどのデザインがDX7を参考。
アナログ電子回路でも設計はできるが、回路が複雑になり、調整が複雑化し、コストも膨大になる等で実用化は困難であったが、デジタルによる演算によって、アマチュアでも使える楽器として普及した。

●サンプリング合成
実際の音をデジタル記録し、ピッチ変化などの加工を通じて演奏を実現。デジタル技術の進展により加速度的に進化。
合成方式の違いにより、グランニュー・シセシス、ウェーブ・シーケンス、LA(Linear Arithmetic)シンセシスなどがある。

●モデリング合成
音響物理学上の成果による工学的手法にもとづき様々な楽器特有の発振や演奏表現の過程を演算によるシミュレーションで再現した合成方法。
この手法は、生楽器以外にも、電子回路によって構成されたデバイス特性を演算で再現することで、アナログシンセをはじめとして様々な電子的発音方式、上記のあらゆる音源方式をエミュレーションできる。デジタル技術の進化により、今後最も有望な方式でもある。

このように列記してみると、アナログからデジタル技術による技術進化が、音源方式の歴史そのものともいえます。

ソフトウェアシンセサイザーは、この分類で言うところの、ちょうどサンプリング合成とモデリング合成を担う形で発展してきました。

つまり、ソフトウェアが走るホストが大容量化すれば、サンプリングされたデータを増やすことができることで、演奏のリアリティが追求できますし、またCPUの高速化によって、より多くの演算が可能となり、モデリング合成での再現性がさらに高まるわけです。

私の知っている世に多くのシンセを生み出してきた技術者が、ソフトウェアによるシンセが主流になりハードウェアシンセにとって代わるようになるのは、CPUのクロックが2Gを超えたあたりと予想していましたが、現実そのとおりとなっております。

シンセサイザーが世に出て半世紀くらいですが、従来の楽器が進化する過程の何倍ものスピードで展開する世界に、これからもwktkです。

(2016年10月2日加筆)
面白いのが、ではハードウェアのシンセが消えたのか?というとそうではないところです。
確かに一時的に、制作系は全てソフトだけになってしまいハードはライブで使うようなモデルしか残らないかもと思うような時期がありましたが、純粋にアナログの電子回路で構成されたアナログシンセが復刻したり、色々なメーカーから面白いモデルが多数出てきております。このあたりの話題は別途テーマを設けて解説したいと思います。
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Category: シンセサイザー

Thread: DTM、宅録、ミックス、レコーディング、機材

Janre: 音楽

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