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HaruP WorkS

シンセサイザーやボーカロイドで制作したオリジナル音楽をこっそり紹介

 

永遠に苦しむ世界 

以前、地獄少女というアニメをネタに、少しだけ地獄の概念に触れました。
【[死]を恐れる人間が「死」を自ら選んでしまうこととは 】

今回は、少しばかり地獄とはどういう世界として描かれてきたのか触れたいと思います。

地獄少女として、恨みをもった多くの人間達と地獄流しの契約を結ぶ前説時の「閻魔あい」の台詞は次のとおりです。

「私と契約した人間は、極楽浄土には行けず、死後、その魂は痛みと苦しみを味わいながら、永遠に彷徨うことになる・・」

死ねば、現世の肉体的・精神的苦痛からは解放されると考えられます。
ところが地獄に行く魂は、あいの言葉どおりだと、永遠に苦痛を味わうことになるのです。

考えただけでも恐ろしいことですが、地獄とは原始仏教の経典によると、まさに凄まじいばかりの絶望的な世界のようです。

閻魔あいの憂いのワンシーン。自らの罪とはいえ、数百年にわたり多くの恨みと共に地獄流しをし続けることもまさに生き地獄といえるでしょう・・

閻魔あい

●地獄の世界とは

地獄の描写の内容は、げに恐ろしきやという凄まじい世界です・・・
なのでこれから先は、覚悟をもってお読みください。


転載元:仏教の教えと瞑想~原始仏教の世界
地獄の世界



今日は原始仏教が説く「地獄」についてお話したいと思います。。。
正直なところ地獄についてお話するのはかなり抵抗感があります。なぜなら大変恐ろしいからです。原始仏教で説かれる地獄はリアルです。空想や妄想の産物ではなく、実際に存在する世界になります。
地獄については、パーリ中部経典「癡慧地経」「天使経」、増支部経典・三集「天使品」、また「スッタニパータ」、あるいはアビダンマッタサンガッハなどに詳しく書いてあります。

●八大地獄

地獄は八つの世界に分かれていて、これを「八大地獄(はちだいじごく)」といいます。アビダンマッタサンガッハは八大地獄のポイントを示してを簡潔にまとめています。
地獄に墜ちると、何十億年という間、ひたすら「苦痛」だけを感じるといいます。快楽はなく、ただ苦しい・苦しいという想像を絶する苦痛が、何億年、何十億年と続くといいます。地獄には獄卒(ごくそつ)がいて、地獄の亡者達に苦しみの限りを与え続けるといいます。迷信や空想の産物に思われがちなのですが、リアルな世界の話しになります。

八大地獄そのそれぞれは巨大な空間で四隅に門があるといいます。獄卒がいて地獄の亡者を追い回します。亡者は逃げようとしますが、門の壁には巨大な炎が立ち上がり逃げることはできず、しかも上空からも炎が降ってきて焼かれるといいます。しかしそれでも死ぬことはできず、またよみがえり、寿命(業)が尽きるまで地獄の苦しみがずっと続くといいます。

経典には「悪い行い(業)が尽きるまでは死ぬことができません」と繰り返し書いてあります。何億、数十億年これが続くようです・・・。
そしてこの八大地獄とは、

1,蘇生地獄(等活地獄)
獄卒に無理やり、灼熱の鉄板の上に寝かされて、しかも体をミンチのように切断され激痛に襲われて意識を失い死んだと思っても、間もなくよみがえり、これが延々と続く地獄です。

2.黒縄地獄
鉄の縄、固いワイヤーで、獄卒に切り刻まれる地獄です。

3.圧縮地獄
獄卒に追われて逃げるも、紅蓮の炎の山に行き当たり、しかもその山々が迫ってきて潰されてしまう地獄。

4.叫喚地獄
苦痛で泣き叫びが絶え間なく響く地獄

5.大叫喚地獄
より苦痛で激しく泣き叫びが絶え間なく響く地獄

6.焦熱地獄
灼熱に焦がされて苦しみ続ける地獄

7.大焦熱地獄
より強い灼熱に焦がされて苦しみ続ける地獄

8.無間地獄(阿鼻地獄)
苦しみが止むことがなく延々と激痛や苦しみに襲われ続ける地獄で最も苦しい地獄。

以上が八大地獄の概要です。


●5つの小地獄(八大地獄のそれぞれに隣接する地獄)

ところが、八大地獄のそれぞれにの世界には、さらに5つの小世界があるといいます。
それは

1.大糞地獄
体中を食らい尽くすウジが生息する世界。ここに墜ちると体が食い尽くされる。

2.熱灰地獄
灼熱の灰の地獄

3.有刺樹林地獄
炎で燃えさかるシンバラという刺のある森林地帯。串刺しになる。

4.剣葉地獄
刀剣の森で、木の葉が全て剣であり、体に当たって微塵切りになってしまう地獄。

5.灰汁地獄
腐敗液に満ちた世界で、ここに墜ちて苦しむ世界。

大地獄である八大地獄での寿命が尽きた後に、これら5つの小地獄に転生するといいます。いわば地獄巡りを続けるようです。
※参考文献:パーリ中部経典「天使経」、増支部経典・三集「天使品」


●その他の地獄

八大地獄と小地獄は代表的な地獄のようでもあり、これら以外にも地獄があります。たとえば「歌舞伎聚楽主」で説かれた芸人が行く「喜笑地獄」というのもあります。

また最も古い経典の「スッタ・ニパータ」では、コーカーリヤという出家修行者がサーリプッタやモッガラーナを根拠も無くやたらと批難していた罪で地獄に墜ちたことが書いてあります。

出家修行者でも地獄に墜ちる訓戒となる話しなのですが、ここには、

アッブダ地獄
ニラッブダ地獄
アババ地獄
アハハ地獄
アタタ地獄
クムダ(黄蓮)地獄
ソーガンディカ(白色の睡蓮)地獄
ウッパラカ(青蓮)地獄
プンダリーカ(白蓮)地獄
パドゥマ(紅蓮)地獄

があることが書いてあります。


気が滅入りそうな地獄の世界ですが、お釈迦さまは「地獄だけには墜ちてはならない」と説かれます。

地獄に行く行為とは、これも経典で散々と言われています。

「悪しき考えを抱き、悪しき言葉をしゃべり、悪しき行いをした後、死んで肉体が滅んだ後、落ち行く先である」

つまり、身口意の三業(しんくい-の-さんごう)が汚れた行為を続けていると地獄へ行くようです。
五戒や十善戒と正反対の行いをするとよろしくないようです。

決して恐怖心を煽るわけではありませんが、善き生命であり続けるために、五戒や十善戒は守って、世間や他人に施しの実践はされるほうがよろしいかと思います。



まさに悍ましくも禍々しくも恐ろしい世界ですね・・
死後において凄まじい苦痛が永遠に続くという、まさに想像を絶する恐ろしい世界です。

この世に様々な奇跡を通じて生まれてきた魂である私たち人間。
永遠に比べれば一瞬の時間ですが生きている間には善なる行いと真善美を追求し、救済が無い地獄界には堕ちないようにしたいものです。

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[死]を恐れる人間が「死」を自ら選んでしまうこととは 

生きとし生けるものは、死を恐れる仕組みがあるからこそ進化してきたともいえます。

喰われる=死

それをいかに避けるかの限りない生命の生存競争の戦略の数々が、多様性ある生態系をつくってきました。

しかし、自ら死を選ぶことを、この生態系の頂点に立った人間がなぜ自ら選ぶようになってしまったのか?


●死を選ぶこと

死を選ばざるを得ないほどの限界状況に置かれた人の心境とは・・

鬱などの精神疾患によるもの、自らの意思によるもの、他者から追い詰められたもの

状況は色々ですが、自ら死を選んでしまわざるをえない人ならではの業たる精神性の発露なのでしょう。


●何によって死を選ぶのか

特攻隊は、日本国の命運を決する大義のために自らの命を捧げました。

対して、生きるのが辛い状況で選ばざるを得ない極めて私的な死もあります。

どちらに優劣があるなど私には知る由もありませんが、敢えて極めて私的な感覚では、前者は後世に大きな何かが残ったことに対し、後者はひたすら人生の悲哀、辛さを感じます。

死をも超克しようとした昔の勇敢なる武士達の生き様は、葉隠に記された「武士道と云ふは死ぬ事と見つけたり」という言葉に凝縮されているのでしょう。


●そして死後の世界

言うまでもなく、死は選択の余地無く誰にでも遅かれ早かれ平等に必ず訪れるもの。

世界に溢れる宗教とは、その普遍的である死を見つめることから生じた人類の精神史そのものなのでしょう。

キリスト教における死は、神による最後の審判までの眠りのようなものに対し、仏教では六道を巡る転生輪廻の通過点に過ぎぬものという観念もあります。

そして何故か共通しているのが、死後における「地獄」の概念です。
悪い行いをした者は、現世で裁かれなくとも、地獄行きで償うことになるという観念です。

地獄の描写は実に禍々しくも恐ろしいものです。
永遠に肉体的にも精神的にもあらゆる苦しみを受け続けるという、想像を絶する世界です。

子供の躾に地獄の描写を例にして行う場合は、その子の特性を鑑みて行わないと、相当なトラウマを植え付けることになるかもしれませんので、要注意です。

余談ですが、漫画家の水木しげるさんは、むしろ、その地獄絵図で才能を開花させたのが、これまた世界の妙なるところ。
水木しげるの妖怪画の原点➡正福寺の地獄絵図

死後の世界があるとしたのなら、願わくば極楽浄土、天国に召されたいものです

天使姿のミクさん(MMDで制作)
Tda MIKU Angel2


死後の世界は生きている間は誰にも分かりませんが、その分からない死を見つめることで、今の生き様をどうすべきかという自身の生の在り方に想いを巡らせ、少しでも真善美に近づくことが出来るよう日々過ごしたいものです。

人を呪わば穴二つ・・地獄流しを巡る人間の業を描いたアニメ「地獄少女



(参考リンク)
●死の起源(その1)
●死の起源(その2)
●前世は有るのか無いのか(その1)
●有限の時間と無限の時空
●水木しげる先生
●妖怪とシンセサイザー

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忙しすぎて花見することもかなわず、過ぎ去りし日々 

暇よりましかもしれませんが、やるしかないという思いで目の前の仕事を処理する日々の忙しさは、まさに心亡くすで、巡る季節を感じる余裕すらないまま日々が過ぎ去っておりました・

今年は花見には行けませんでした。
仕事に行って、遅い時間に帰宅して飯食って風呂入って寝て起きて、また仕事のローテーションで回転している日々だけの春でした。

考えてみると、一生のうち満開の桜をみれる回数って、長生きをしたとしても僅かな回数なんですよねぇ。
しかも天候に恵まれた中で最高のシチュエーションということに限定すれば、少ないものでしょう。

そう考えると、忙しくしているうちに、心を亡くして貴重な体験を逸していることは、存外に多い気がしてなりません。

人はどこからきて何のために生きてるのか・・?

忙しさがちょっとだけ小休止だけで、このあとも怒涛のような忙しさがあることを考えると、この空虚なままの自分に苛まされそうです。

生命溢れる春
でも儚い桜の花

だからこそ美しいんでしょうねぇ

MMDで制作したダンス動画「極楽浄土」の1シーン。妖艶に咲き誇る満開の夜桜の雰囲気がお気に入りのシーンのひとつです

極楽浄土イメージ 2

創作を再開できる心と体の余裕がない日々でちょっとだけ徒然なるままに

<参考リンク>
●レゾンデートル(存在の理由)
●有限の時間と無限の時空
●死の起源(その1)
●死の起源(その2)
●限られた時間のなかで創作をいかに行うことができるか
●[創作物]と[農作物]
●桜花と音楽のアナロジー
●とある少女の音楽制作

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レゾンデートル(存在の理由) 

忙しく過ごしていると、ああ忙しい自分は充実しているというふうに考えられる場合と、ああ自分は何のために生きてるんだ?という二つの思いの間を揺れ動くことがあります。

●使命:a mission
使命感にあふれる取り組みをしている人は、困難を前にしても生が充実していると感じるでしょう。

●使役:employment
ところが、やらされている思いを感じるのであれば、それは徒労を感じることが多く、虚無感に苛まされることが多いでしょう。


●ミクさんは、ミクさんとしての存在感がはんぱない!

Tda式 袖なしミク フフフ 

では、この二つの違いはどんな状況からくるのでしょうか?

それは、意思の問題でしょうか?

環境の問題でしょうか?

個人と社会との関わり方の問題なのでしょうか?

人は何によって生かされ、何をすべきなのでしょうか?

個人の充実と公との回路の理想的な平衡状態にこそ、問いに対する答えがあるのかもしれません。


現実存在
レゾンデートル
生きる意味
生み出す価値
真善美

儚い人生
泡沫の世
栄枯盛衰

何者であることより
何を為したか

風の吹くままに


<参考リンク>
●有限の時間と無限の時空
●限られた時間のなかで創作をいかに行うことができるか
●哲学フレーム問題 額縁の外をどう認識できるか?
●ボーカロイドとアンドロイド
●AIと愛?
●ボーカロイドとは何者なのか?
●冨田勲と初音ミク~時空を超えたアーティストの饗宴~
●シンセ界の巨匠「冨田勲」と「初音ミク」のコラボ実現の秘密とは!
●妖怪とシンセサイザー
●シンセの「音」って何でしょうか?

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忙しい時には「こころなくす」 

1月は行く、2月は逃げる、3月は去ると、言われるように、年初の3か月はあっという間に過ぎ去るものです。

今年は特に私にとっては仕事が忙しく、創作が全く手つかずで、日々帰宅しては寝て疲れをとっては出勤のループです・・

まぁ仕事は最大の暇つぶしと言われるように、無趣味な状況では社会に役立っている仕事は最大の貢献であると思うので、ごく私的な創作遊びに比べれば、こうやって仕事で忙しいのは良いことであるとも思います。

時間を司る天使のミクさん

Tda MIKU Angel3


●そもそも「時間」とは?

で、ふと風呂に浸かりながらあっという間に終わった1日を振り返ると、いったい「時間」って何だろうなぁと?考えてしまいます。

私が知っているだけで、「時間」については、以下のとおりたくさんあります。

・時間も空間と同じく、絶対的なものではなく、相対的に揺らぎ変形してる
・時間はそもそも存在しておらず、人間の森羅万象の認識によって存在するようになった
・未来も過去同様に全て決定しており、現在は未来が影響した姿である
・時間は、エントロピー(科学的には熱の状態、哲学的には無秩序の度合い)のプロセス
・時間には、宇宙の開闢から終焉まで全ての可能性としてのパーツが備わっている
・時間は不可逆であり過去に実体が行くことはできないが、情報だけは過去に伝えらる可能性がある
・量子論的な超極小世界では、時間の概念は成り立たず、マクロの領域で初めて変化として分かるもの


etc・・

というような具合に、「時間」という存在は、本当摩訶不思議なものです。


●「時間」を考える[時間]

というように、「時間」について考える[時間]というのも、何とも不思議な感覚を覚え、日常における非日常の感覚を味わえたりします。

「時間」について、これからも[時間]がある時に色々と掘り下げたいと思います^^

<参考リンク>
●有限の時間と無限の時空
●限られた時間のなかで創作をいかに行うことができるか

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